完璧なママになれないと悩む女性に伝えたいこと

完璧なママになれないと悩んでいる女性に

結婚、妊娠、出産した時には「素敵なママになろう」と思う女性は少なくないです。でも多くの人は完璧ではないし、素敵で完璧なママになることに疲れてしまう。

わたしはまさにそう。素敵なママにはなれない。

家事は苦手で、家事をこなすことができなくて昨年の暮れに家出したくらいで。家族のために家事をこなせる女性がうらやましくて仕方がなかった。

正直、ママ友との付き合いも苦手。何を話したらいいのかわからなくなってしまう。クッキーやお菓子作りが得意なママに会うと、自分の不甲斐なさに落ち込んだりもする。

そんな感じで素敵なママになろうとしてみても、自分の存在する意味がわからなくなる。

わたしと同じように、あなたが「素敵なママにはなれない」と少しでも思うのなら、オススメしたいことがひとつある。

素敵なママになれないとしても、自分を活かせる「別のこと」で素敵になればいい。

わたしの場合、ママ以外で誰かの役に立てる仕事をしよう、って考えました。

妊娠さえ、バレたくなかった

わたしは妊娠して随分と経つのですが、妊娠していることをごく一部の人にしか話さなかったし、ブログやSNSにも書かなかった。

理由は妊娠したことで

「落ち着いたのね」

と思われたくなかった。

「落ち着いた」という言葉は妊娠して一番言われたくない言葉。妊娠したことで「ママだけをする人」って思われたくなかった。

大きくなりつつあるお腹も目立たない服を選んでごまかしたし、つわりがひどくてもクライアントさんには妊娠を隠して意地でも仕事をした。

出産したあとのことも考え、すぐに復帰できるように新しいブログも開設した。つわり中や、お腹が大きく寝不足になる夜も、隣でいびきをかいて寝ている旦那さんを横目に、布団の中でiPhoneのメモ機能を使ってブログを書いた。

妊娠しているのだから、ゆっくり休めばいいのに、毎日あらゆる人のコラムやエッセイを読んで文 章の研究もしていた。

わたしは素敵なママになることができないのだから、とにかく出産してママになるだけの道を選ぶのが怖かった。

別の道があると心が穏やかになる

でも、ママの道だけではなく、別の道。自分を活かす道を少しでも進むと、自分の世界が大きく変わる。

わたしは妊娠している中、日々目標があったことで心が穏やかになり、満たされたし、仕事があることで充実していた。

ブログひとつとってもそう。感情をのせた文章を書き、記事を書き上げたときの喜びは何ともいえないものだった。

ママとは別の道を進むというと、「大変だ」と考えてしまうかもしれないけれど、それほど大変なことではない。誤解しないでほしいのは何でも完璧にやる必要はないってこと。

わたしの場合、自分を活かせるように頑張っていた一方で、家族には思いっきり頼って、休んでいた。体調が悪く動けない日には家事もせず、布団の上で過ごしたし、心と身体のバランスをとることもできた。

それらのことでは家族には感謝しかない。家庭でも戦っていたらわたしの心と身体は参っていたはず。

あなたに伝えたいこと

わたしはもうすぐ二人目を出産する。ちゃんとやる自信はないけれど、わたしなりの「ちゃんと」でいいとおもっています。

疲れたら休んで、元気になったらまた強がって、甘えられる場所もしっかり確保する。

あなたはどうですか。

結婚したばかりかもしれないし、妊娠しているかもしれないし、出産しているかもしれない。

もし素敵なママにはなれないな、と思っているのであれば、何かひとつ別のことで、自分を活かすことに取り組んでみることです。

完璧でなくていい。少しずつでいい。きっと、その別の道があなたの心を満たしてくれます。