悩みは身近なひとに話さなくていい 

悩みは身近なひとに話さなくていい 

いろんなメディアで書いているが2023年はとある人から裏切られる、という散々な目に遭った。わたしもバカではないので詳しくは書かないけれどどんなひとにも裏の顔があり表面だけを見て信じてはいけないんだと学んだ。 

あまりにも身近な人だったので頭は真っ白。手が震えそれでもすぐに文句を言うのはやめて様子を見ることにしたことを昨日のことのように覚えている。何も知らないその人は何食わぬ顔でいたけれどわたしの中ではいろんなことが煮えくり返っていた。だけど話さない。バカじゃない。ぐうの音も出ないくらいの状況にしてから懲らしめてやろうと決めた。 

 

だけど人間そこまで強くない 

 裏切られたのだからショックなことは確か。心底信じていたひとだったからね。最初の離婚を決意したときぐらいの手の震えようだった。さあ、どうしてやろうか。過去にとあるサイトでアンチコメントを書かれたときも即座で弁護士に相談したし書き込んだ人は特定した。離婚のときも1年かけて戦った。やるときはどこまでも相手を懲らしめて社会で生きていけないように周りからの信用を一切なくしてしまうことを得意とするわたしは今回も頭をつかって、心をつかって疲労困憊だった。 

そこで誰かに相談したい、聞いて欲しい、とおもったとき浮かんだのはひとりのオンナだった。 

「こいつしかいない」 

 わたしにいつでも本音でぶつかってくれるオンナ。 

 真っ白な状態で怒り心頭な状態で連絡をした。恥を忍んで。 

 

「ねえ、裏切られた」 

 

すべてを打ち明けると彼女は毎日毎日わたしが死んでしまうんじゃないかと電話をくれたりLINEで細かく連絡をくれた。そして沖縄まで東京から来てくれたのだ。 

「パパが急に沖縄に行こうか?って言ってきたの!びっくりじゃない?」 

そう言って 

 

「いい?沖縄に行ったらたくさん聞くからそこまで耐えるんだよ?」 

 

あー神様はいるんだとおもった。不幸のどん底で人間不信に陥っていたわたしの心に彼女の言葉は沁みた。直接会うとまずハグをしてふたりでなんでもない話しをしながらわたしを笑わせてくれた。久しぶりに訪れた笑顔の時間。 

 

「めぐ?勢いで決断をしちゃだめ。ムカつくし社会的に抹殺したいとおもうけどそこに焦点をあてちゃだめ。自分のことに集中して自分に愛を注ぎな」 

「めぐが手を下さなくても必ず大変なことは起きるから。バカが集まっているだけよ。そこに同調しちゃだめ」 

 

彼女がいなければわたしはソッコーで抹殺していただろう。二度と陽の目を見れないぐらい陥れていたとおもう。耐えるよりもそれは容易なことだから。 

 

結局どうなったのかというと同調するのはやめてよかった。 

他人の人生を呪うこともせず心は壊れたけれど耐えてよかった。 

そんなことができた自分をさらに愛せるようになった。 

 

わたしを裏切ったひとたちが今後どうなるのかは知らない。だってわたしの人生じゃないから。だけどそれなりの人生を送るんだとおもう。だって人を傷つけるということがどんなことなのかすら想像もできない理性の効かないひとたちがどんな人生を歩むのかなんて容易くイメージできる。 

そこに焦点をあててはいけない。彼女の言う通りだった。 

 

詳しいことは彼女にしか話していない。いちいち身近なひとに話すのは賢くないとおもったから。触りだけを話すことはあっても詳細は話していない。 

 

「いいのよ、身近なひとになんて話さなくて。うまく誤魔化して賢く生きな」 

その通り。オンナは話すとすっきりすると言われているけれどそれは少なくていい。身近なひとじゃなくていい。絶対に信頼できる頭に浮かんだひとりに聞いてもらえばいい。わたしは彼女の存在がなかったら今はなかったかもしれない。文章も書けないぐらい心を壊して社会生活すらままならなかったかもしれない。大げさに聞こえるかもしれないけれど本心。強くなれた。 

 

自分にもっと自信をもち、もっと自分を愛そうと決めた。 

今、悩みがあったり大きな壁にぶち当たってもう無理かも…というひとも大丈夫だから安心して欲しい。そこに焦点を当てず同調せず自分の目の前のことをただコツコツとやる。おバカさんに構わず人生に入り込む隙をつくらない。そうすれば時間はかかるかもしれないけれど必ず道は拓ける。自分だけは道を外れることなくお天道様に恥ずかしいことはしない。真っ当に生きる。そう決断する。 

 

そもそも、裏切られたというのもわたしが勝手に「このひとは裏切らないだろう」と決めつけていただけで見抜けなかったということだ。まだまだ修行が足りなかったなー。死ぬまで修行だなー。 

 

相談するひとって、なぜか頭にふっと浮かぶひと 

もし娘が将来、悩み壁にぶつかったとき誰か信頼できる友達が浮かべばいいなあ。