自分を変えたい人は本当に多いです
「自分を変えたいんです」
クライアントさんと話をしていると、そう話す人が本当に多いです。
何かに不満があるから、相談に来たり、セッションを受けに来るので、当然なのですが、それでも「自分を変えたい」人は本当に多い。
無理な理由を並べる
ですが、問題なのはご自身(クライアントさん)がやりたいことが目の前にあったとしても今度は……、
「自信がないから、できない」
「忙しくて時間がないから、できない」
「環境を変えるのが大変な気がして、無理です」
などと、無理な理由をひたすらに並べて、何一つ進まない人が少なくないです。
その「やりたいこと」について、「『いつから、やりたい』と考えているんですか?」と聞いてみると、「もう1年以上悩んでいます」などと言います。
1年どころか、場合によっては2年、3年と時間が経過している場合もあります。
「自分を変えたいです」と切実な想いで悩んでいるのに、結局は無理な理由をひたすらに並べ、何一つ進めないのです。
恥ずかしい話、私にもそういうことがあります
実はそういうことは私にもあります。
半年以上前から、私は「引っ越しをしたい」と思っていたのですが、なかなか物件が決まらず、色々、不安なことも考え、理由をつけて「今、引っ越しをしなくてもいいかな……」と保留にしていました。
「引っ越し」をしない決断したわけではありません。「引っ越しをしたい」と思っていたのに、不安なことを考え、色々理由をつけて行動せずに前に進まなかったのです。
先日、こんなことがあったんです
ところが、先日、あるひとにこう言われたんです(不動産会社の人でも何でもない方です)。
「あなたは引っ越しをするとおもう」
この一言を聞いても、わたしはイマイチぴんとこなかった。
引っ越しをしたい気持ちはもちろんあったけれど、半年前から色々と考え、なかなか決まらなかったことに疲れてしまったこともあったからです。
ですが、そのひとは熱心に続けました。
「◯◯区、◯◯区、◯◯区あたりがいいかな。大丈夫、すぐに物件も見つかるから」
そう言われてもまだ信じられなかったのですが。
これはなにかのメッセージかもしれない、と思い、その日すぐに主人に相談しました。すると、主人も乗り気になり、引っ越すことになったわけです。
翌日、すぐに不動産屋さんに足を運びました。そこで自分たちの物件の希望を伝えると、「条件に合う物件がでましたら連絡しますね」と言われ、その日は帰宅しました。
4日後。
不動産屋さんから連絡が入り、物件の間取りの情報がメールで送られてきました。
これは今でも不思議に思うのですが、物件も見ていないのに、(私たち夫婦は)その間取りを見ただけで「ここはいいね」ととても気に入ってしまったのです。
その日のうちに内見に行き、実際に物件を見ると、ますます気に入ってしまいました。
すると、不動産屋さんがこういうのです。
「先に申し込んだ方がいるんです」
先に申し込んだ方がいるということは、その方が入居すれば、自分たちはその物件には住めないってことです。
これは残酷すぎるほど残念な言葉でした。ですが、そんな気持ちでいると、今度は仲介業者の方から連絡がありました。
「申し込みいただいていたかたと連絡が取れなくなりました。なので、あなたがいま1番目の申し込み者になります」
これには本当に驚きました。
……そうして、実は今、私たちは自分たちが気に入ったその場所にいるのです(引っ越しました)。
半年間悩んだ引っ越しがわずか1週間
お話したように、半年前から「引っ越そう」と考えていたのに、色々と不安になり、疲れ果て、保留にしていました。
それが実質1週間で契約してしまったわけです。
半年間も何を悩んでいたんだろう、という感じです。
すぐに動き出すこと
私自身も今回強く感じたのは、
「そのうちやろう」
「いつかやろう」
とチャンスを先延ばしにするのではなく、目の前に興味のあることを見つけたら、なるべくすぐに動き出すことです。
流れに乗り、時間をかけないこと
私の引っ越しもそうですが、その時に大切なのは「流れに乗り、時間をかけないこと」です。
時間をかければかけただけ、様々なことを考え、不安にも思い、行動できなくなってしまいます。
だから、その日のうち、翌日のうち、と少しでも行動までの時間をかけないことです。
あなたも同じです。「これがタイミングだ!流れだ!」と思う時があるはず。
そうおもったら、なるべくすぐに行動です。
行動することで前に進むことができます。
そうして前に進むことを繰り返せば、自分が望む方向に変わっていきます。
だから、忘れないでください。
思い立ったら、すぐに行動することです。