以前は風水にハマっていた
以前は風水にこだわっていた時期がありました。
震災やら、離婚やら、とつらかったことがいくつかあったからなのか、わたしは風水やら占いをやたらと取り入れる時期があった。
取り入れるというより、依存していたのかもしれない、と思うくらいハマっていた。
黄色が金運だとか、寝室はピンクのものを置く、などそうしたことを本で読んだり、テレビなどで聞いたりすると、すぐにそれを取り入れなくっちゃと思うほど、かなりこだわっていました。
だけど、ある日、突然無視した。
だけど、あるとき、玄関マットを敷くことも、キッチンにマットを敷くことも、トイレにマットを敷くこともやめてしまった。
風水的には「マットは置いた方がいい」とどの本にも書いてあった。
だけど、マットがあると、掃除しにくいし邪魔になって、それらを全部無視して、すべてのマットを撤去してしまった。
すがって頼っていたはずの風水を全て無視してしまった。
風水はどうなったか…
マットを撤去したらどうなったか。
嫌なことが起きたのか?
「風水にこだわらないと嫌なことが起きる」とあれだけ思っていたのに、何一つ起きることはなかった。
いや、嫌なことが起きなかっただけではない。
部屋の中のごちゃごちゃした感じはなくなり、落ちているゴミは見えやすいし、掃除は楽になるし、一石二鳥どころではなかった。一石三鳥にも一石四鳥にもいや、一石五鳥にも心地よくなった。
そもそも何のための風水だったのか
ふと、「私は風水を何のためにハマっていたんだろう……」と考えてみたのだけれど、生活や人生が少しでも心地良いものになるように、だったと思う。
風水によって、自分の生活や人生が少しでも心地良くなる。それが目的だったはず。
でも、風水にこだわらないことによって、一石五鳥にも心地良くなったのだ。
「風水」は私にとって目的ではなく手段。
目的は「心地良さ」。
だったら、変に風水にこだわることはないし、大切な目的である「心地良さ」が手に入った方がいい。そう思ったわけです。
あなたの生活を心地よくしたいなら
風水や占いが心地悪いものにしているなら
風水や占いがもし、あなたにとって、心地悪いものにしているなら、そこで立ち止まって下さい。
あなたの生活や人生を心地良くしていきたいなら、日々、心地良いものを選択していく必要があります。
日々、心地良いものを選択することで、生活が心地良いもので満たされ、人生も心地良さで満たされていきます。
だから、まずは目の前にあるものの中から、あなたにとっての心地良さを選択することです。
どちらにするか、迷った場合は
あなたにとっての「心地良さ」を選択する。
ただ、これが難しい時があると思います。
「どちらもいい」「どちらも悪い」「どちらを選択したらいいか、迷う」など選択に迷った場合にやってほしいことは……。
「しいて言えば」
とつけてみることです。
たとえば、紅茶のメニューが目の前にあって「どの紅茶にしたらいいか、悩む」などという場合は心の中で心地良いものを選択するようにしつつ、「しいて言えば」とつけてみて
「しいて言えば、アールグレイかな」
と選択してみるわけです。
心地よさが増えていきます
そのように常に心地良さを選択していくと、その選択ごとに心地よさが増えていきます。
さらにそうした生活を続けていくと、どこにいるときが心地良いのか、誰と何をしているときが心地良いのか、などに敏感になります。
当然ですが、「高いもの」を買うことが重要ではないです。
高いものを買うなどではなく、あなたにとって心地良いものを選ぶことが重要になってきます。
今、あなたが囲まれているものは心から心地よいものですか? 心地良いものでなければ、まずは目の前の「心地良さ」を選択することからはじめると、全てが変わってくるはずです。