冷たい人が優しい人に変わるたった1つの方法

外国人の優しさに驚きました

グアムに家族で行きました。

でも実は旅行に行く前は不安でした。

生後半年の赤ちゃんを連れていくので

「大丈夫かな。生後半年でグアムに旅行なんて……」

と戸惑いがあったわけです。

ただ実際にグアムに着いて、過ごしてみると驚きました。

たとえば、お店に入ると店員さんや周りの人が赤ちゃんを気にかけてくれます。

それだけじゃありません。

お店に入らず、お店の前を通りすぎるだけでも、店員さんが赤ちゃんに話しかけに来ます。ニコッと笑う程度じゃないです。かなりの時間をかけて、赤ちゃんやわたしたちに話しかけてくれます。

スーパーでもこんなことがありました。

わたしたちがミルクを買おうとすると、家族で買い物に来ていたお父さんが近づいてきて教えてくれます。

「そのミルクよりもおすすめのミルクがレジの横にあるよ。それは高いだろう」

話せばキリがないのですが、グアムに滞在する間、一度も赤ちゃんを連れて出かけることにストレスを感じなかったんです。

店員さんや、地元の方々の優しさに感動する毎日でした。

日本は違いました

グアムに行く前。

わたしにとって、日本は違いました。

特に都会で子育てをしていると、悲しい出来事にときどき遭遇します。

赤ちゃんが入れないお店があったり、少しでもぐずるとにらまれたりします。

もちろん、赤ちゃんが苦手な人もいるかもしれないし、大切な打ち合わせ中で、赤ちゃんの声が聞こえてくると困る人もいるかもしれません。

とにかく日本にいる時は赤ちゃんを連れて出かけることに強いストレスを感じてしまいたわけです。

不思議なことが起こりました

「日本もこうだったらいいのにな…」

なんて思いながらグアムから帰国したんですが、不思議なことが起こったんです。

グアムにいた時の「やさしさ」が日本でも続いたのです。

グアムに行く前のわたしは赤ちゃんを連れてお店に入ったり、ベビーカーを押しながら歩くことにどこか抵抗がありました。

でも人が優しくなったのです。

ふらっと入ったコンビニでおじさんが話しかけてくれたり。

お店では店員さんが赤ちゃんの様子を見て笑顔になったり。

エレベーターや電車の中でもとにかく人が優しくて「ありがとうございます」と伝えることが増えました。

間違いなく旅行前と旅行後では変わりました。

旅行前と旅行後、同じ日本なのにこんなにも違うのと思ってしまうほどの変化でした。

それはとても不思議な変化でした。

心構えが不思議な変化を引き起こす

この変化の原因は

「わたし」

にありました。

わたしの心と身体はグアムの優しいエネルギーに満たされていました。帰国後も満たされた状態が続き、生活していたわけです。

優しいエネルギーはわたしの周りを見る「目」や周りの人への「対応」を変えたのです。

《赤ちゃんを連れて出かけると悲しい思いをする》って決めつけていたのはわたしなんです。

だから「みんな冷たい」という目で周囲を見て、周囲にもそんな対応をしてしまう。それが悲しくなるような出来事に次から次へと遭遇してしまうわけです。

帰国後は違いました。

グアムの優しさに満たされた私は「人はやさしい」と思い、行動する。すると、本当に人は優しかったんです。

このように「思い込み」はわたしたちの「モノの見方」や「考え」「行動」に影響を与えてしまいます。

情報や知識もわたしたちの見方、考えや行動に影響を与えます。

たとえば、ネットニュースで目にした情報をそのとおりだと思い込んで生活するとそのとおりになっていきます。

体験したこともそうです。

今、あなたがうまくいっていないのであれば、これからもうまくいかないと思ってしまうかもしれません。

「ダメだったんだから、これからもダメだ」と。

でも本当にうまくいかないものなのか、きちんと考えた方がいいです。どんなこともうまくいく時があれば、うまくいかないこともある。

たまたまあった失敗や誰かからの冷たい行為にショックを受けているだけかもしれません。

そうしたたまたま体験した失敗で、物事全てを悪い方に考え込んでしまうと、全てが悪くなっていきます。グアムに行く前のわたしのように、です。

あなたも同じです。

思い込みを変えることで全てが大きく変わっていきます。

東京オリンピック

2020年、東京オリンピックが開催されるのはあとわずか。

そのとき、世界中から多くの人が日本にやってきます。

グアムでのわたしたちが毎日笑顔で過ごせたように、日本に来た人にも微笑んだり、話しかけたり、困っている人がいたら助けてあげたり、少しでも優しくできればなと思っています。