龍の声を聴くまえに自分の声を聴こうよ
わたしはオンラインで鑑定書を作ったり
対面個人セッションで鑑定をすることが仕事なのでスピリチュアルが嫌いなわけではないし
目に見えない世界を信じていないわけではないです。
でもね、ふわふわしたものが(地に足のついていないものが)苦手なんです。
先祖の声を聴こうとするまえに自分の心の声を聴こうよ
家族で会話をしていないのなら
天使の声なんて聴いてないで
家族で話そうよ。
正直、天使の声が聴こえるから
先祖が見えるからって
「それが何?」というスタンスです。
天使の声が聴こえたら、龍と話せたら
何か進展があるのでしょうか?
違うと思います。
怖いことでも自分で行動した先に
何かヒントを見出すんだと思っています。
きれいごと抜きの毎日
2歳の子育てをして、受験生の娘を育てている現実は天使の声を聴いても進展することはなく
目の前のおむつを変えて、栄養を考えたごはんを毎日考えて塾まで車で送迎して
娘のメンタルが崩れたら一緒に問題と向き合ってそんな日々です。
実際に「手」を動かし、心に寄り添い
きれいごと抜きの毎日。
目の前のしんどいことから逃げたいのはわたしも同じだけど
お酒を飲んだりカラオケ行ったり愚痴をこぼしたりして一瞬の心のすき間を埋めようとしても持続しないのを知っているから。
心に穴が開きっぱなしでは何をしても零れ落ちるだけ。
刹那的な快楽はあっという間に通り過ぎていく。
原因は穴があいているから。
だったら穴にフタをすることが先決だ。
天使の声を聴くことじゃない。
家族仲が悪いのは普段のコミュニケーションがとれていないからだし
夫婦関係が悪いのは会話不足だし
お金がないのは収支の計算を理解していないからだし
仕事でもめるのは自分がもめ事を生むパターンを知らないから。
原因があるから結果がある。
何度も書くけどスピリチュアルが嫌いなわけではない。でも、この世は三次元だから
やならければいけないこともあるよね、って話し。
鑑定書を作ります、なんて仕事をしておいてなんだけどわたしが「霊視講座」とか「チャネリング講座」を開催しないのはこれらが理由です。
九星気学についての講座はやりたいけれど
霊視に関する講座はやりません。
ナニモノかの声を聴けるようになったところで
ぽっかりあいた穴はふさげない。
また悲しみが襲ってくれば凹み
また職場でもめ事が起き
また人間関係か崩れ
メンタルが不安定で
何かに頼りたくなる。
次第に穴は前よりも大きくなる。
生きていればイヤなことも不平等なことも起きる。
だけど、どうか龍の声を聴こうとするまえに自分の心の声を聴いてほしい。
遠くて高くてどこにいるかわからないモノにすがるまえに何よりも大切な「自分」に問いかけて何を訴えているのか聴いてあげてほしい。
「何、食べたい?」
「今日は何をしたい?」
「本当はどんな仕事したい?」
「誰に会いたい?」
「本音は何て言いたい?」
自分に問いかける。
忙しいのなら人生に余白を作り
深呼吸をして少しの時間でも目をつぶり
携帯を横に置いて
情報を遮断してみてほしい。
情報を遮断した先に真実があるよ。