望まないこと、嫌なことがあなたに起きる理由

キャンセル料が発生

先日、ある講座を申込みました。

ただ、講座について色々考えた結果、やっぱり申込をキャンセルすることにして。キャンセルの手続きをするため、講座のホームページを見てみたわけです。

すると、キャンセル料が「50%」と記載がありました。

しかも予約した瞬間から50%のキャンセル料です。

予約したのは直前ではなく、2ヶ月前。なのにその瞬間から、50%のキャンセル料が発生すると記載がありました。

旅行のキャンセル料のように、21日前なら無料でキャンセルできる、とかではなく、予約した瞬間からです。これには腰を抜かすほど、驚きました。

注意書きを読んでいなかったわたしにも落ち度はあります。ただ、主催者側も随分と嫌な意図があるな、と感じました。

キャンセル料自体が発生するのはやむを得ないと考えています。ただ、予約時からキャンセル料が発生するのははじめての経験だし、これには正直参りました。

複雑な気持ちと向き合うことにした

この際、この複雑な気持ちとトコトン向き合ってみることにしました。

「今回のような望まないことがわたしにはどうして起きるのだろう」

考えていると、2つの気持ちが頭に浮かんできました。

キャンセルして支払ったお金を全額返金してほしい「わたし」の気持ち。

そして、キャンセルしてほしくない「主催者(売り手)」の気持ち。

頭に浮かんだ2つの「気持ち」が真実なのかどうかはわかりません。だけど、わたしにはその2つの気持ちがはっきりと頭に浮かんだのです。

考えてみると、どちらの気持ちにも正解も不正解もありません。

ただ、共通するのは、わたしにも主催者にもお金への譲れない気持ちがあるということ。

「わたし」は支払った「お金」を全額返金してほしいし。主催者側はキャンセルされて「お金」を返金したくない。そんな譲れない気持ちがそれぞれにあったわけです。

望まないことは悪いことばかりではない

今回のように望まないことが起きることはもちろん嫌なことです。

自分に望まないことが起きると、苛立ったり悲しくなったり、落ち込んだりします。嫌なのは当然ですよね。

でも実はいいこともあります。それは……

本心に気づけるんです。

望まないことが起きると、反対に自分が今望んでいることが見えてきます。

大切にしている価値観 が見えてくるわけです。

わたしがその時に望んでいたのは「全額返金してほしい」ということ。もっといえば、お金への執着、譲れない気持ちです。

傷ついた分だけ、本当の望みが隠れています

あなたも同じだと思います。

大切にしているものを誰かに傷つけられたり、裏切られたり、反論されたりするとショックですよね。

だけど、望まないことが起きたら大切なものを見つけるチャンスです。傷ついた分だけそこには本当の望みが隠れています。落ち込み続ける必要はなく、その大切なものを見つけてください。

自分にばかりどうしてイヤなことが起きるんだろうというのも同じです。

「どうして、私は幸せな結婚生活が送れなかったんだろう」

「どうして、私がシングルマザーになったんだろう」

「どうして、私は幸せではないんだろう」

“あの人は幸せそうなのに……”

わたしもそんな風に思っていた時期がありました。

自分にばかり、次から次へとイヤなことが重なるように思っていました。「そういう時は重なるものだよね」なんて自分を慰めてもいました。しかも「周りばかり幸せになって……」という感じで、自分を置いて周りがどんどん幸せになっていくように見えてしまう。

ただ実は、その裏に「本当の望み」が隠れていたわけです。

「幸せな結婚生活が送りたい」

「シングルマザーにはなりたくない」

「私は幸せになりたい」

本当の望みが見えたら、あとは望みが叶うように動くだけです。

今回のキャンセルの件でも同じです。隠された本当の望み「全額返金してほしい」ということやお金への譲れない気持ちが見えてきました 笑

あとはその望みが叶うように動いてみようと思います。

キャンセルによって嫌な気持ちも生まれますが、そんな経験ができたことにも実は感謝しています。

落ち込み続ける必要はなく、本当の望みを知り、前に進むことです。