人から嫉妬された時に読んでほしい「炎上事件」の話

今思い出しても腹が立つこと。
それは、7年前の炎上事件です。

このブログを読んでいる人のほとんどが炎上体験なんてないと思います。まさかわたしもそんな体験をするとは思わなかった。当時はひどく落ち込み、3日ぐらい食べ物がのどを通らずお陰で4キロぐらい体重が落ちました。

幼児教室を経営

実は7年前のわたしは幼児教室を経営していました。

子どもに勉強を教えつつ、親御さんの心のケアを重点的にサポートをするのがわたしの仕事。
子どもの受験のはずなのに、親の精神的不安は大きく、受験がきかっけで心を病んでしまう人も見てきました。

わたし自身も、わが子の小学校受験を経験しているのでどれだけ親御さんが心を疲弊するかは十分理解しています。合格するぞー!と親御さんたちと燃えていたわけです。

事件が起きた

ところがそんな時にわたしの人生にとって、はじめての事件が起きたんです。

なんと受験専門の2チャンネルのようなサイトでわたしの塾が炎上していました。わたし個人の文句ならどうでもいいのですが。子どもの学校名、わが家の最寄り駅など個人情報が出てくるようになったので弁護士に相談にも行きました。娘のことも書かれ悔しさと苛立ちで書きこんだ犯人をどうやってこらしめるか考えていました。

顔を見せないで文句を言うなんてフェアじゃない。出るとこ出ようじゃないか、と。

不思議なことに気づきました

火のない所に煙は立たないので、わたしにも落ち度があったのだろうとは思いつつ、書かれたコメントを印刷して眺めていました。

すると、あることに気づいたんです。書かれていることが私の知人のAさんにしか話したことのない内容だったんです。

どう考えてもAさんにしか話していない。
だけど、Aさんのはずがない。だって、わたしの起業に関して相談に乗ってくれて、資料まで提供してくれた人だから。

ですが、風の噂でAさんも幼児教室を経営したかったこと。それを旦那さんに反対されていたことも聞きました。

わたしが旦那さんに協力してもらいながら早々にホームページも製作したり、たくさんの人に応援してもらって起業したことがAさんには不愉快だったようです。

「そっか・・・じゃあ、何もなかったことにしよう」なんて、すぐには思えるわけがない。
今でも、思い出すとむかむかしますが、大切なことに気づかされたのでそろそろ許そうと思います(笑)

やってみたいことは挑戦したほうがいい。

ひとつは自分のやってみたい仕事には挑戦したほうがいい、ということ。

やりたいのにやらないでいると、それを叶えている人を見ると「やらない自分」と比較して様々な感情がわきます。ポジティブな感情ならいいですが、うらやましい、くやしいなどのネガティブな感情がわくと、Aさんのようにどうにか相手を不幸に落とし込むための策を練り始めたりします。

誰かに反対されて諦められるようならそこまでの想いだということです。お金や時間を理由に諦めることも同じです。やらないこと、できないことで腹をたて、実現している相手に八つ当たりをするぐらいなら、自分が実現に向けて少しでも行動した方が何万倍もいいです。

実はわたし自身も、何か新しいことを始めようとすると「やらない理由探し」をはじめてしまうんです。慣れ親しんだ環境から出ることは怖いですからね。だけど、いつか「やっておけばよかった」と後悔したくはないので「やらない理由探し」はやめます。

相手に事情があるのかもしれない。

もうひとつは、相手にも事情があるのもかもしれない、ということです。
相手の事情を想像することの重要性にも気づかされました。

そりゃあ、文句ばかり書かれたら腹が立ちます。だけど人間関係で苦しいことが起きたときこそ、相手の事情を想像する力がないと自分だけがが正しいと主張するだけで発展しないんですよね。

想像力って、いつ何にでも誰にでも大切だと気づきました。どうしても、自分だけが正しいと思いがちですから。

炎上まではいかなくとも、あなたが誰かに嫉妬され八つ当たりをされて苦しんでいる時は、誰かの叶えたい未来にあなたがいるかもしれないことを思い出してください。