ポジティブでいたいのにネガティブになってしまう大きな理由

なぜ、ポジティブは続かず、ネガティブになるのか

幸せなことが起きた時、誰もが幸せな気分になり、ポジティブな状態になっていきます。

ただ、問題なのはその幸せな状態が続かないこと。すると、ポジティブでいたいと思っているのに、ネガティブになっていきます。

これはセッションをしていても、よく聞く悩みで。たとえば、次のような悩みを聞きます。

「最近ポジティブでいられるなぁ、と思って生活していたのですが、また新たな悩みができてしまって気持ちがネガティブのままなんです。立て直すことができなくて困っています」

こんな感じで幸せは続かず、悩みがでてきます。こうして気持ちが落ち込み、ネガティブになっていくわけです。

でもせっかくポジティブに考えることができていたのに、悩みができるたびに心が揺れていては疲れてしまいますよね。

今回は「ネガティブになってしまう理由」について、説明していきます。

ネガティブになる理由

原因の多くは人間関係

ネガティブになる原因。「悩み」はなぜ生まれるのでしょうか。

実は、「悩み」の原因の多くは「人間関係」から生まれることが多いです。

「友達に否定された」

「親から反対された」

など周囲の人との人間関係の中で、次々にあたらしい問題が起き、落ち込んでいくと「自分ばかり不幸な気がする」などとネガティブになることもあります。そうして次々とあたらしい問題が起きます。

自分を誰かと比較したり、自分の意見を誰かに否定されることで傷つくこともあります。

過去のわたしもそうでした。

友だちが何かで成果をあげて喜んでいるのを見ると、自分をその友だちと比較して、自分だけが取り残されたような気持ちになり、落ちこんだりするし。

頑張って成果をあげたとしても「自分よりもがんばっている人はたくさんいる」と、自分の成果など大したことはないと(成果をあげたのに)苦しくなったり。

そんな風に悩みが生まれ、ネガティブになっていきます。

ここで私はある計画を実行したのです(計画というほど、立派なものではありませんが)。

人間関係をなくしたら、どうなるのか

計画というのは「人間関係をなくしてしまう」ということ。

悩みの多くが人間関係から生まれるなら。いっそのこと、人間関係なんてなくしてしまえばいいんだ、と友達と会うことも、誰かに自分の気持ちを伝えることもやめよう、と実践したことがありました。

悩みの元である人間関係がなくなると…

人間関係をなくす。

その効果は確かにありました。

誰にも会わなければ、いっときは楽な気持ちになります。

誰からも自分を否定されることはないし、誰かが何かで成果をあげたことや、がんばっている話をきくこともない。

自分を人と比較することはまずなくなります。

人間関係から生まれる「悩み」は確かになくなったのです。

でも、新しい問題が起きたのです

悩みはなくなり、楽になったはず。

なのに、実際には新たな問題が起きたのです。

人間関係をなくすと、孤独を感じ、どんどん苦しくなっていきました。

孤独で苦しくなるのは人間関係を失ったから。

確かに人間関係があると、悩みは次々と生まれるのですが、それでも日々が充実していたことに気づいたのです。

人間関係は人生を素晴らしいものに

誰でも、できれば悩みのない生活を望みます。

人間関係がなければ、悩みのない生活を送れそうな気がしますが、違うのです。

人間関係があるから、イライラしたり、落ち込んだりするけど。

「人」がいることで毎日いろいろなことが起き、自分自身も変わることができ、生活や人生も変化し、素晴らしいものになっていきます。

人生は問題集です。

生きていれば、問題もでてきます。

目の前に起きるその問題を一つひとつ解決できるようになると、次にその問題が現れた時には、楽に乗り越えることができ、成長していくことができるわけです。

人間関係は、わたしたちを成長させてくれるのです。