努力する人、夢中になる人。「努力と夢中」どちらが重要か

人気ユーチューバーの言葉

あるユーチューバーが語っていた。

「風邪をひいても、熱があることすらネタにして動画編集を休まず、YouTube に動画をアップしている」

表現は違うかもしれないけれど、そんな風に話していた。

それを聞いたときは「ユーチューバーも人気になるためには大変なのね・・・」とのんきに感心した。

別の人気ユーチューバーもインスタグラムに

「編集していたら朝6時半だった」

と投稿していて、 睡眠不足で体調は大丈夫なのかなあ、なんて、これまたのんきに思った。

夢中になれる人は最強

だけど、今ならわかる。

夢中になって時間を忘れるほど動画編集にはまっているその人たちは、最強だって!

お金のために仕事をしている人は、きっとお金がもらえなくなったときその仕事をやめるはず。

誰かにほめてもらいたくて仕事をしている人は、ほめてもらえなくなったとき違う仕事を探すはず。

わたしは違った…

その昔、わたしは周りからほめられたくて、認められたくて行動をすることが多かった。

行動の動機が外側にあると、自分が本気でやりたいことがわからなくなってくる。

でも、時間を忘れるほど夢中になって動画編集をする人たちは違う。

お金がもらえなくても、誰かにほめてもらえなくても、簡単には仕事をやめない。夢中で楽しいことをしているのだからきっと簡単には仕事を変えないはずだ。

子育てもお金もほめてももらえない

今、新生児の子育て真っ最中のわたしは、一番大変な時期の子育てをしても、お金をもらえるは ずもなく(当たりまえ)誰かにほめてもらえるわけでもない。

お母さんというのは、そういうものなのだろう、と割り切っているけれど、やっぱり孤独で心が折れそうになる。

だけど、我が子が愛おしいから夢中でやるしかない。

夢中で行動することは、どんな努力よりも勝つのだ。

最初はぎこちなく下手くそなおむつ替えも、何度も夢中でやっていれば何とか様になってくる。

おむつが汚れれば赤ちゃんは泣いて訴えてくるから、一日に何度も何度もおむつを替える。それはときどき虚しくなる。

夜中なんて泣きそうになる。

けれど、その途方に暮れるおむつ替えも意味のないことではないと信じて夢中で取り替えるしかない。

おそらく、まだおむつ替えをしたことのない人から見れば、わたしのそれだって幾らか様 になっているはずだ。

だって、夢中でやっているから。

努力よりも夢中になれることが最強

「努力が大事」と多くの人は言うけれど、本当は努力よりも“夢中になるものがある人”は最強なんじゃないだろうか。

ユーチューバーも、今ではなりたい職業ランキングの上位にある。

その結果には驚くけど。人気ユーチューバーたちの生活リズムを聞いているとわたしなんて敵わないぐらい動画編集に時間を費やしている。

それだけ

「夢中になれるもの」

があるからだ。

もう尊敬でしかない。

夢中になることに時間を費やすと、たとえお金がもらえなくても次第にスキルが上がっていく。好きこそものの上手なれ、とはそういうことなのだろう。

そうして、その高いスキルが、お金につながっていくことだってある。

夢中になると、世界が変わっていく

だから今、目の前でつらいことが待ち構えているひとも「この先の未来が真っ暗だ」なんて思わないでほしい。

つらく苦しいことも、仕方ないからと思いながらがんばっていることも、夢中になりながら続けていくと、結果的には努力していることになるし、気がついたら驚くぐらいスキルが身につくようにもなる。

そうして、スキルが高まると、自分の世界も変わっていくのだろう。